2009年6月29日月曜日

第3回希望の島東ティモールイン宇部

第3回「希望の島東ティモールイン宇部」のご案内



【日 時】8月30日(日曜日)13時30分から15時まで
【会 場】宇部市シルバーふれあいセンター(2階ホール)
山口県宇部市琴芝町2丁目4-25>> アクセスマップ
【出演者】
東ティモールより パウロさんとアマンディオさん。
仙台よりTNCC代表の高橋道郎さん。下関チモールの会より大城研司さん。主宰の宇部東ティモールの会より川原妙子。

2幕は歓迎のコンサートです。

① en.(えん)

グループ代表 村川博司。滋賀県出身、現在は宇部の山間の村「黒五郎」で炭焼き(竹炭)、歌、ジャンベ、ネイティブアメリカンフルートなどを演奏。

②野田いづみ
北九州市出身、宇部住、ジャンベを演奏。

③松崎航
広島市出身、宇部の田舎、小野住林業を営む。ジャンベ、パーカッション、カリンバなど演奏。

④松森明美
小野田市在住。笛、ピア二カ、ギター、歌など演奏。

⑤由本愛
岩国市出身、山口市在住アカペラやピアノの弾き語り、エンはアフリカのジャンベを中心に民族楽器を取り入れた独自の演奏活動のグループです。

⑥友情出演:源之助
ミュージシャン/山口県美東町じゅう在住)本名、小檜山和雄。宮城県
生まれ、大阪育ち、山口大学入学とともに、山口県に。学生時代から伝説のブルースバンド、摩天楼のボーカリストとして人気を博す。


⑦宇部ティモールの会から川原奏子

※(エン)とコラボ総司会は川原奏子です。
【入場料】999円 (1円は寄付)で1000円 ※高校生以下無料



写真は昨年行われた第2回希望の島東ティモールイン宇部の模様。
今年も皆様のご来場をお待ち申し上げております。

2009年6月4日木曜日

日本語版「東チモールについて書く」

東ティモール日本文化センター発行
日本語版「東チモールについて書く」



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 東ティモール日本文化センター(2000年1月1日日東ティモール首都ディリで創立)は、東ティモール人自身の自立を促進するため、現地で約10年にわたり東ティモール人自身による現地の言語(テトゥン語や地方言語)を主として使いながら東ティモールについて書くように薦めその出版を随時行って20号を数えるにいたりました。
 その中から日本の人たちに紹介したい文章を抽出して本年から日本語版「東チモールについて書く」を発行することといたしました。
 編集長は現地語版と同じく青山森人氏が担当しています。(高橋道郎記)

『東チモールについて書く』は東チモール人の書き心・読み心を刺激することを主な目的に、そしてインドネシア軍撤退直後の東チモールで東チモール人との交流を促進するきっかけとする材料として青山さんが現地で作成してきた小冊子です。日本語版は、日本の人たちに東チモールのことを知ってもらうことを目的に、これまで蓄積されたものから抜粋・再編集・加筆し作成され、現在まで第3冊発行してまいりました。巻頭や巻末には各巻発行時に至るまで現地で起こった事件や話題が時系列的に「最近の出来事」としてまとめられており、「ニューズレター」に相応しい内容になっております。以下に各巻の内容を紹介します。

●第1巻(2009年2月17日発行・16ページ)
◆貴島正道さんの死を悼む
第二次大戦中、日本軍の主計将校として東ティモールに駐留し、戦後は市民活動の一環として東ティモールの解放運動に関わり続けた貴島正道さん(2008年4月11日没)の足跡。
◆スハルトは何をした?
貴島さんに先立つこと数か月、2008年1月27日に死んだスハルト元インドネシア大統領の、血に塗られた独裁者の歴史。

●第2巻(2009年4月17日発行・16ページ)
◆マクア語のごく簡潔な歴史
東ティモール東部のその起源から使用されている神話的な言語マクア語の歴史。
◆マンバエ語の会話例
東ティモールの周辺の海岸線から南部の海岸線に至る広い範囲に分布するマンバエ語の会話例。

●第3巻(2009年5月22日発行・16ページ)
◆日本かぼちゃとマリア像
東ティモールには緑と白の2種類のかぼちゃがあり、白い皮のほうを「日本かぼちゃ」といいます。ジトくんがお祖父さんから聞いた「日本かぼちゃ」の話とは…
◆消えゆく言語‐マクア語
ラウテン地方の四つの地方語の中でもっとも原始的な言語とされ、今や使う人が3人になってしまったマクア語にいついて。
◆軍隊のない社会を
ファリンティル・東ティモール防衛軍の第一部隊・ファルル=ラテ=ラクエ司令官とTNCCの高橋道郎氏との対談。

各巻300円(材料費など実費・送料込み)で頒布しております。ご希望の方は下記までお申し込みください。(後藤重雄記)

TNCC・東ティモール日本文化センター事務局
申し込み先 EMAIL; micho-t@mtg.biglobe.ne.jp
FAX 022-714-6233
981-3203 宮城県仙台市泉区高森5-20-1 高橋道郎気付
東ティモール日本文化センター

2009年5月16日土曜日

「希望の島・東ティモール 有機農業とわたしたちの未来 in 仙台」通信第1号

「希望の島・東ティモール 有機農業とわたしたちの未来 in 仙台」ご案内
*今年、有機農業交流のため日本各地を訪れる2人の東ティモール人を、仙台に迎えての交流会。在仙ミュージシャンや各方面で活躍するアーチストのパフォーマンスを中心に祝祭ムードを盛り上げ、危機にある地球環境問題や食の安全を目指す有機農業への取組みなどを気軽に語り合いましょう。
【日 時】2009年10月7日(水)
16時開場予定 (東ティモール関連展示会)
18時半 パフォーマンス開演
20時半 終演予定
【場 所】エル・パーク仙台「ギャラリー・ホール」(141ビル6F・200人収容)
住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-11-1(電話:022-268-8300)
>> アクセスマップ
【入場料】1,000円
【主 催】「希望の島・東ティモール 有機農業とわたしたちの未来」仙台実行委員会
【連絡先】beuys2009@yahoo.co.jp
Fax 022-714-6233

去る2008年4月1日(水)、「希望の島・東ティモール 有機農業とわたしたちの未来~東ティモールとわたしたちをつなぐもの」と題して、2008年有機農業研修のため「あーす農場」を訪れた二人の東ティモール人農民のビデオを見ながら、環境問題や有機農業を考えるイベントを仙台市青葉区一番町141ビルで開催いたしました。

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このイベントは、2009年10月7日(水)開催の「希望の島・東ティモール 有機農業とわたしたちの未来 in 仙台」の案内や実行委員会創りの意味合いも兼ねていました。当日は様々な分野の人に集まっていただき、皆様から貴重なご意見やご提言を頂戴し、充実した内容となりました。

2009年4月7日火曜日

東ティモール日本文化センター(TNCC)第29次現地訪問報告/高橋 道郎

はじめに
 2009年1月11日〔日〕から25日〔日〕までTNCCのエウゼビオ・ゴヴェイア(TNCC奨学生としてメルボルン・モナシュ大学在学中)と高橋道郎の2名が東ティモールを訪問し、首都ディリーメティナローブコリーバウカウーセイシャルーラガーフイロローAFMET-ティティラリーロスパロスーイリオマールーイラベレーウアトラリーロイフノーオスーヴェニラレーデイリーベタノーデイリーヴェニラレーデイリとかなり広い東ティモール各地を巡回し、言語・教育・農業の3プロジェクトに微力を尽くしてきた。各プロジェクトの責任者やグループの東ティモール人と再会し半年の総括を行い来るべき半年の方向を討論しながら有意義な活動を蓄積することが出来た。以下概要を報告する。

1 原住民言語支援
 新しい東ティモールの共同体建設は、原住民の知恵と文化の結晶である原住民の国語(テトゥン語)と地方言語(32言語)を維持し発展させる中で達成される。この基本方針に基づき今回も以下の言語プロジェクトに取り組んだ。
(1)ウアイマア語
 成果―ウアイマア語・テトゥン語・ポルトガル語・英語・インドネシア語の5カ国語対照会話集の完成。タイプ版原版を受け取り帰国・仙台の本部で印刷出版(2009年4月)。ブコリ在住のアンドレ・ダ・シルバさんをリーダーとするグループ。
(2)ナウウェティ語
 成果―ナウウェティ語研究集第6パンフレット「ナウウェティ語圏の伝統的社会構造」
 完成版の原稿を電子ドキュメントで受け取り帰国後仙台の本部で印刷出版。(A4版35ページ)。バウカウ在住の大学教授 アントニオ・メネゼスさんのグループ。
(3)マカサエ語
 TNCCマカサエ語プロジェクトの会議を開催。以前発行したマカサエ語辞書の改訂に取り組んでいる。またマカサエ語文法書の作成進行中。タイプミスも校正して質の高い辞書・文法書の第2版を編集中。セイシャル在住の中学校語学教師ジョアキム・コレイアさんが実質的指導者。セイシャル中学校の英語教師デイヴィッドさんやデイリ在住の女性2名が加わっている。
(4)ファタルク語
 TNCC言語プロジェクト中央事務所長を兼務しているファタルク語リーダーのティティラリ在住のジュステーィノ・ヴァレンティムさんが「ファタルク語―インドネシア語語彙集」の編集に取り組んでいるが、公共電気の電圧の急変でTNCC言語プロジェクト中央事務所のコンピューターが使えない。TNCCの発電機も壊れていたのでTNCC現地滞在中に、ヴェニラレの職業高校で修理して、ティティラリのTNCC言語プロジェクト中央事務所に届ける手配を行った。
(5)マクア語
 ロスパロスでTNCCマクア語プロジェクトの代表アルビーノ・シルバさんと会見し、マクア語を話す3老人が生存中に日本大使館の北原新大使に依頼し日本の財政援助で滅びつつあるあるマクア語を記録するプロジェクトを立ち上げるよう働きかけることとした。1月22日TNCCの代表4名(高橋・エウゼビオ・ジョアナ・アルビーノ)がディリの日本大使館で北原巌男新大使と会見し以上のことを要請しご検討を依頼した。
(6)マカレロ語
 イリオマールにあるTNCC・CCDM(東ティモール日本文化センターマカレロ方言中央研究所)のガスパル・セイシャル著「イリオマールの歴史」ならびにドミンゴス・フェルナンデス著「イリオマール文化」第5パンフレットならびに第1パンフレット改訂2版のタイプ原稿を受け取り、仙台の本部で2009年4月印刷出版。
(7)テトゥン・テリク語
 マヌファヒ県サメ郡ベタノ村のジョゼ・コンセンサオンさんを中心にベタノ村で日常的に話されているテトゥン・テリク語のプロジェクトを発足させる。2009年7月第30次訪問の際、TNCC第1回テトゥン・テリク語会議をベタノ村で、ベタノ村の小学校の先生の出席を求めて開催することを決定。
(8)トコデデ語
 ディリ在住のリキサ出身のTNCCトコデデ語プロジェクトティームの3名とデイリのTNCC事務所で会議を持ち、30次訪問時2009年7月、リキサでトコデデ語会議を開くことを決定。
 このグループの自主出版するトコデデ語の本に、TNCCのクレジットを入れTNCCが版権を有する写真数枚を掲載するため、写真原版を電子ドキュメントで提供。
(9)テトゥン語
 テトゥン語週刊新聞「テンポ・セマナル」編集長ジョゼ・ベロさんとTNCCディリ事務所で会見し激励。

2 若い世代と孤児の教育支援を継続し、TBI図書館経営を維持発展させる
(1) TBI(TNCC BIBLIOTEKA ILIOMAR 東ティモール日本文化センターイリオマール図書館)支援
 イリオマールのTNCC文化センターの建物で、パブリック・ミーティングを2009年1月16日に開催し、郡長のアビリオ・キンタオ・ピントさんも出席して新しい図書館の2名の常勤スタッフを任命した。
 TBIは、1月現在蔵書数2118冊。そのうちテトゥン語の本355冊。マカレロ語など地方言語の本180冊。2008年7月から12月までの入館者数は3884名。イリオマール郡の人口は現在8622名。
クリニックに勤務しているキューバ人女性医師がTBIの辞書を借りてテトゥン語を学んだと語っていた。
(2) 孤児院支援
TNCCはヴェニラレのサレジア女子修道会経営の孤児院を今回も訪問し、TNCC出版物を寄贈し,定例の食料費財政支援を行った。

(3) 奨学金給付
大学生2名 高校生4名 学生生徒と面会して現状を把握。奨学金継続の手続を行った。
 
(4) ヴィケケ県オス郡カトリック学校支援
 財政支援開始

3 伝統的循環型有機農業支援
(1) KOKODES 
 バウカウ県バホ地区の有畜有機農業プロジェクト。連帯ローンの原資を拡大しつつ着実に発展中。
(2) TAOP TNCC Agriculture OSSU Pilotfarm
 ヴィケケ県オス郡の農業プロジェクト。キャサバを育て豚を飼いバイオガスシステムの構築を目指している。2010年農民2名がTNCCの招待で来日予定。
(3) TAIP TNCC Agiculture ILIOMAR Pilotfarm
 ラウテム県イリオマール郡イラベレ村に農場建設中。豚を飼いキャサバや野菜・果物を育てている。伝統的井戸もすでに完成し豚の体を洗ったり野菜畑に水を供給できる。2009年からバイクを使って農産物をワトカラバウとイリオマールの市場に出荷し現金収入を目指す。2008年TAIPからジョアンさんとアフォンソさんTNCCの招待で日本に招待。兵庫県の「あーす農場」と埼玉県の「霜里農場」で有機農業の研修。広島原爆資料館訪問。宇部と東京で第2回「希望の島・東ティモールー有機農業と私たちの未来」のイベントに参加。「有機的生き方」について日本市民と交流した。
(4) BETANO
 マヌファヒ県サメ郡ベタノ村のジョゼ・コンセンサオさんが有機農場を経営。今回東ティモール政府のエネルギー庁長官アベリーノ・コエーリョさんとTNCCが一緒にベタノ村を調査訪問し、中国式バイオガスシステムの本年度設置が決まった。ジョゼさんは2007年TNCCの招待で来日。
(5) TAUP TNCC Agriculture UATRALI Pilotfarm  
 ビケケ県ウアトラリ郡にあるパイロット農場。家畜を飼い育てるプロジェクト開始。TNCCの招待で2人の農民が2009年8月から10月まで日本訪問決定。兵庫県・埼玉県の有機農場で研修し、宇部・仙台・東京で「第3回希望の島・東ティモールー有機農業と私たちの未来」のイベントを2人の東ティモール人を迎えて行う予定。
(6) TAFAP TNCC Agriculture FATULIA Pilotfarm  
 バウカウ県ヴェニラレ郡ファトゥリア村パイロット農場。TNCC連帯ローンで2009年1月から有機農業の実験を開始。
(7) TAUAP TNCC Agriculture UAI-OLI Pilotfarm
 バウカウ県ヴェニラレ郡ウアイオリ村パイロット農場。TNCCの連帯ローンで2009年1月から有機農業の実験開始。

(注)TNCC連帯ローン3原則:無抵当・無利子・5年後に元本を再び第二のパイロット農場へ連続貸与する連帯ローン。この元本をSEED MONEY(種のお金)と名づける。500米ドルづつ5年間、半年ごとに行い、総額5000米ドル貸付。5年後に第二農場、10年後に第3農場が建設されるというように、継続的に計画を実現して将来を切り開く。

おわりに
 2009年6月末から7月にかけて第30次現地訪問を行い、3プロジェクトを継続支援して、TNCCの諸プロジェクトの着実な継続的発展を期したい。



1月13日(火) ラガの約120名の孤児(全員少女たち)全体の夜の集会が開際された。
映像は、宇部東ティモールの会の川原奏子さんが子供たちに教えた「大きな栗の木の下で」の輪唱。


以上(広島紀元64・2009年4月5日脱稿)

2009年2月19日木曜日

中国/雲南自然エネルギーエコツアー2008に参加して【2】 〔主催〕:NGO REPP(自然エネルギー推進市民フォーラム) 仁井 明

〔嵩明県/イーチョン村のバイオガス設備〕



嵩明県/イーチョン村の畑。
典型的なラテライト地層であり、
痩せた土地である。

イーチョン村のある家庭のバイオガス設備。
手前がコンクリート製バイオガス設備。奥が最近設置したというGFRP製バイオガス設備。この村では、500軒中、70軒が設置しており、全て順調に機能しているとのこと。

バイオガスコンロ,炊飯器もある。
発酵槽からの距離は15m程度。
コンロ着圧は、3kPa(水頭圧換算:
30.6cmH2O)。
液肥により良く生育した野菜とトウモロコシ


(5)考 察
 一般に、メタン発酵菌が活発になり、バイオガスを発生させるに適した温度は、35℃付近(中温発酵)、55℃付近(高温発酵)とされている。しかし、雲南省は多くが高地であることもあって気温が低く、10℃の低温発酵を目標にしているとのこと。省都の昆明でも年間平均気温は15.0℃、麗江では12.6℃、香格里拉では9.9℃とされている。
これらの平均気温と表1.に示したバイオガス設置/稼動状況一覧を比較すると、麗江、香格里拉と、気温が低下するほどバイオガスが十分に発生していないことが分かる。
これらを考え合わせると、平均気温が15℃以上保持できないと、10℃の低温発酵温度を維持できないと推察できる。この点、麗江の12.6℃というのは、微妙な温度である。 
バイオガス設備に関しては、中国は3種類の国家標準図面を公開している(現在、4種類目の標準図面も追加されたとのこと)が、地域の気温差とその対策には全く触れられていない。10℃以下でも発酵できるような発酵促進剤の開発も行われていると聞くが、地域に合った構造(年間気温は何度か? 近くに地下水等があり、土壌が発酵槽から熱を奪う可能性はないか? 断熱材の活用検討等)の研究開発も最重要課題ではないかと考える。


3.所 感
 以下に、東ティモールでの経験をあわせ、今回の雲南省エコツアーで感じたことを纏めた。

(1)バイオガス政策
バイオガス政策については、東ティモール政府と共通するものを感じた。すなわち、沿海部等の近代都市では、火力発電、原子力発電。 山村部では、水力発電、バイオガス設備の推進。 ただ、電気については、中国では既に山村部まで供給されている感があり、供給困難地につては、太陽光発電で対応しようとしているようだ。一方、東ティモールは、炊事用だけでなく、発電も視野に入れている。両国における共通点は、
①バイオガスを炊事燃料(あるいは発電)として使い、薪用の木の伐採を抑制、森林を保護し、ひいては地球温暖化防止策に寄与する。
②液肥を十分に有効利用し、農産物の生産性を挙げる。ということに尽きる。 
これらは、国の規模は全く異なるものの、世界的なテーマとして共通するものである。

(2)バイオガス設備の規模
 中国では、6m3、8m3の設備の設置を各家庭単位で進めている。一方、東ティモールでは、数十m3;、数百m3といった大規模なものを集落単位で設置している。ただ、これは東ティモールという、未だ族長社会的な文化を残し村単位の共同体意識が育っていない国においては、近代教育の遅れもあって、設置後十二分に運用管理できるかどうかは未知数である。現在、中国にも数十m3規模の大型バイオガス設備を設置する計画があるとのことであるが、進め方としては、より納得できるものである。

(3)研究開発、教育の推進
 中国では、多くの大学も技術開発に参加しており、その潜在的な能力を駆使すれば、研究開発が大いに進むのではないだろうか。一方、東ティモールにおいては、研究開発分野は多分に海外のNGOに頼っている感がある。自国での専門家、研究者の育成、分析機関、農業試験場等の体制整備作りが必要であろう。
 教育についても、中国では既に小学校の段階からバイオガスの教育、普及教育が取り入れられている。この点、東ティモールでは、諸外国のNGOあるいは自国のNGOが一般住民の普及教育を2003年から進めている段階である。学校教育にも取り入れることが望まれる。

(4)その他の自然エネルギー活用状況
本報告では、バイオガスを主眼に報告したが、先に、2.項 (2)で述べたように、中国では、バイオガス設備費を政府が半額補助する条件として、太陽熱温水器設置,トイレ改造が義務付けられている。
このような政策を背景として、バイオガスを設置している農家のみならず都市部においても、太陽熱温水器や太陽光発電が普及しているのを目の当たりにした。 また、電動オートバイの普及が進んでおり、“日本では排気ガスが臭く、騒音が大きいのが当たり前” であるオートバイが無音で無数に走っているのを目にしたのは新鮮な驚きで、“何故無音なのか?”、一瞬理解できなったほどである。 これらも簡単に下記に紹介する。




麗江から大里へ向かう高速道路の街路灯
--- 太陽光発電利用

昆明市内ビル屋上の太陽光発電
安寧市 村の小さな小学校の台所に設置された太陽熱温水器

昆明市内。集合住宅屋上に所狭し
と設置されている太陽熱温水器。

昆明市内。バイク専用レーンがあり、
多くの無音のバイクが疾走している。


(5)東ティモールにおけるバイオガス推進の優位性
 東ティモールのメリットは、なんといっても、同国がほぼ赤道近くにあるということである。 バイオガスの発生量は、発酵槽単位容積あたり数倍から10倍に及ぶ感がある。これは同国にとっては大きなメリットであり、大きな期待が持てる。

(6)日本の現状
 日本では、山村の隅々まで電気、プロパンガスが供給されている。また、農業自給率も39%と減少の一途を辿り、これを高めようという機運も感じられず、限界集落が増え続けているのが現状である。 このような状況の中、農業に携わる人々の中でバイオガスや有機農業に意識を持って取り組む人はごくわずかである。企業レベルでの産廃処理施設、下水処理場、食品工場、畜産農家などと需要家をネットワーク化する取り組みも始まったばかりである。中国の環境汚染問題がしばしば報道される。しかし、私にとっては、農業分野での循環型社会への取り組みは、教育や社会への啓蒙を含め、むしろ日本は中国には遠く及ばない後進国ではないかという危惧の念を持ったエコツアーでもあった。
以上

中国/雲南自然エネルギーエコツアー2008に参加して【1】 〔主催〕:NGO REPP(自然エネルギー推進市民フォーラム) 仁井 明

現在、当NGOは、東ティモールにバイオガス設備を導入するプロジェクトを進めている。
それに関連して、数年前よりバイオガス先進国として名だたる中国を訪問し、バイオガスについての勉強をさせていただきたいと願っていたところ、縁あって、NGO REPP(自然エネルギー推進市民フォーラム)主催による、「第4回REPP雲南自然エネルギーエコツアー2008(11月28日~12月6日)」に参加させていただくことになった。
私にとっては初めての中国、しかも雲南省というほぼ中国最南端に位置し、日本人が多くの民族の混血であるとされる中にあって、学術的にその源流の地とされる雲南省の訪問は、私の長年の夢でもあった。 雲南省には二十数種の少数民族が住み、多くの漢民族も古くより住んでいるとされるが、人々の顔はなんとなく、日本人に似ており、昆明の地に降り立ったときは、ある意味懐かしい思いさえした。

1.東ティモール民主共和国の現状
中国・雲南省におけるバイオガス訪問記を記す前に、改めて東ティモール国および同国におけるバイオガスへの取り組みの現状を確認しておきたい。

1-1.概 要
東ティモールは、沖縄から真っ直ぐ南へ向かい赤道を越えて南緯7°に位置。21世紀に入って世界で最初に独立した小国である。面積は1.4万km2、人口は104万人(2007年現在)、人口密度は74人/ km2で、ほぼ岩手県に相当する。宗教は、旧宗主国がポルトガルであったこともあり、9割強がカトリックである。
当NGO TNCCは、新しい国づくりの基礎として、32種類にも及ぶとされる伝統的な地方言語の発掘と保存、奨学金支援等を行ってきた。 独立後は、これらに加えて貧しい人々の生活向上と自立を目指してバイオガス設備を普及させるための支援を模索している。

1-2.東ティモール民主共和国の現状と同国政府のバイオガス政策

(1)現 状
長年に亘るインドネシアとの戦争と、独立後の人口爆発により、炊事用燃料としての薪の加速度的な伐採により、特に東西に長い同国の北側では、多くの熱帯雨林が失われている。稲作に関しては、1Haあたり米の収穫量は1tonで、日本の5分の1程度。なお、同国の土壌は、熱帯地方独特のレプトソルスという岩盤を中心とした貧弱な土壌のようであり、さらには、植物の3大栄養素の中でも特にリンが不足しているようである。リンは“実”の成長に欠かせない元素であるが、酸化鉄、アルミ酸化物の表面に強く吸着するようで、植物に吸収されにくいようだ。実際に、現地を訪問してみると、赤い土(ラテライト層)が多々見られた。これは、酸化第二鉄を多く含んでいることを示しており、土壌のリン不足を裏付けている。 
電気の恩恵に浴しているのは、人口の2割強である。しかも、その大半は、ディーゼル発電によるもので、多くの地方では、発電時間も1日当たり数時間に制限されている。 山村や町外れの人々は、夜は、ローソクかランプの生活である。






(2) バイオガス政策
東ティモールとオーストラリアの間にはティモール海があり、その海には良質の石油鉱脈があって、独立後、石油収入の恩恵を受けている。 しかし、独立間もない同国では、予算消化体制が整わず、多くの家庭の収入は、月70ドル程度である。また、多くのインフラ整備もこれからという状況にある。
このような状況を踏まえ、同国政府は、石油鉱脈の寿命はせいぜい30年/1世代という前提に立ち、エネルギー供給に関して2スタンダード制を採用。都市部では、軽油ディーゼル発電(現状、人口の2割が恩恵を受ける)。山村部では、バイオガス発電による電灯供給、炊事用の燃料化を進めている。また、バイオガス設備から生ずる液肥による農産物収量アップも視野に入れ、将来的には、米の自給さらには輸出も視野に入れているらしい。
以上のように、バイオガスに関しては、政府を挙げて、諸外国政府、NGOを巻き込みながら、国民への啓蒙活動を含めて取り組んでいるようである。 具体的には、ドラム缶を使ったモデルバイオガス設備を作り、住民に普及教育を始めている。 ドラム缶とはいえ、同国が熱帯地域にあるため、バイオガス発生量は日本の比ではなく、0.4㎥の発酵槽で、1.5㎥程度のバイオガスを発生しているようである。 バイオガス導入の観点から最適な立地条件といえよう。 また、実用レベルの設備としては、数十㎥,数百㎥,という、中国の国家標準発酵槽6㎥,8㎥を遥かに超えるバイオガス設備を各地に設置あるいは建設中で、家庭単位というより集落単位での開発が進められている。 資材費は国が負担し、労働力は、集落で負担するようだ。 しかし、一般の国民レベルでの運転・維持管理(技術・修理)能力という視点から考えると、近代中等教育が1960年から始まったとされる同国において、このような中・大規模なバイオガス設備を、安定運転を含めて国全体に普及させることにはかなりの困難を伴いそうである。 
政府は伐採禁止令を出していると聞いたが、一般の人々の意識はまだ低く、代替策がない現状では、熱帯雨林の伐採も黙認せざるを得ないようだ。また、識字率が40%強程度といわれる現状では、国民への教育(人々の意識・意欲の向上と自立心の育成) と人材育成が最も重要と思われる。また、バイオガスや有機農業に関わる研究・分析機関,教育機関整備等もこれから始めなければならない状況であり、人々の教育、諸設備の充実等、中長期的視野に立った政策と実行がまさに緒についたた段階である。


2.第4回REPP雲南自然エネルギーエコツアー2008に参加して
中国は、政府を挙げて、バイオガスに取り組んでいるようで、既に1800万基を超える設備が設置されているとのことである。今後もその勢いは留まるところが無いように見受けられる。 今回、縁あって、NGO REPPと協力関係にあり、本エコツアーの受け入れ先であるYEN(Yunnan EcoNetwork)のディレクター陈永松(Chen Yongsong)氏、地方政府の担当部局の方々をはじめとして多くの方々に懇切丁寧に対応していただいた。 このようなバイオガス先進国へのツアー参加は、私にとって多くのことを学ぶことができたものであった。

(1)雲南省の概要
ウィキペディアその他の文献で調べると、面積は日本とほぼ同じ。人口は2006年末で約4500万人、少数民族が20数種という。省都は昆明。昆明市は人口600万人の大都会。 岩山が目立つ中国で、特に雲南省は緑に恵まれている。 ただ、平野面積は全領土の四%程度しかなく、また土壌も第二酸化鉄を多く含むラテライト層が多いため肥沃でない地域も多く、本来、米作には向かないようだ。 しかし、改革開放経済の導入後、雲南省の様々な地理・気候条件に合った多種多様な野菜や果物等の作物生産地として注目されているようである。
中国情報サイト「Searchinaサーチナ2008/12/06(土)」によると、『雲南省政府は今後3年で農業開発に農業関連財政支出で過去最大45億元を投入する方針という。食料の確保や、農業の発展、農業従事者の所得向上などを促すことを狙っているとのこと。具体的には、農業戦略の見直しや農業の現代化などを通じて、食料の増産を目指す。目標では穀物を40万トン以上、サツマイモを760万トン、野菜を40万トン、果物類を16万トン、肉類を12万トンそれぞれ増産させるほか、農業従事者の収入を全体で60億元増大させる。』とのことである。雲南省政府がバイオガスを含めた農業振興に大きな力をいれていることが窺える。
雲南省は、標高はベトナム近辺の70m程度からシャングリラ(香格里拉)の3200mまでと、高低差が大きく、そのため、気候は、シャングリラ等の北西部は標高が高く亜寒帯。 昆明を中心とした中央部は高原気候で、省都、昆明は年間を通して春というような温暖なところで温帯とされる。 北回帰線が通る南東部は亜熱帯で、5月~10月の雨期と11月~4月の乾期に分かれていて雨季には雨が続くとのこと。このような多岐にわたる地勢・気候条件にある同省で、バイオガス技術の開発・確立と普及を進めて行くことは、中国のみならず世界的に見てもモデルケースとなるのではないだろうか。

(2)バイオガス政策
地球環境、国土保護、省エネ、再生エネルギー利用システム確立の観点から2001年に中央政府が薪用の木材伐採禁止の方針を打ち出しバイオガス設置計画を推進しているとのこと。 具体的には、希望する農家に、『三結合』と名づけられた一定の条件(太陽熱温水器,バイオガス設備設置,トイレ改造)を付けた上で、全設備費用の半分を政府が支給。残り半分を農家が負担するというもの。
安寧市の例では、トータル費用6000元のうち、政府と農家が半々を負担している。また、設備の補修にも市が資金提供しているとのこと。安寧市は、温暖な気候であるので、バイオガス設備も順調に稼動しているようであり、大きな成果を挙げているようである。
ただ、一般的な農家の年収が3000元弱という現状においては、バイオガス設置の効果(ガスコンロ,炊飯器使用,液肥による収量増)を実感できなければ、なかなか手を挙げ難いのが現状のようである。この点、昆明周辺の温暖な地域では、バイオガスの発生も十分あるようで、広く普及し始めている感がある。一方、麗江、シャングリラのような寒冷地では期待通りのガスの発生が得られず、なかなか普及し難いのが現状のようである。

(3)学校教育、住民教育、現地NGO、大学の連携
a.昆明市/嵩明県/イーチョン村の小学校を訪ね、校長先生による小学校5,6年生を対象にしたバイオガス授業を参観した。授業にバイオガス科目があり、『The knowledge on Rural Biogas and Environment Protection(英語副題)』というバイオガス教科書が使われている。ちなみにこの教科書は、YEN(Yunnan EcoNetwork)のディレクター陈永松(Chen Yongsong)氏の執筆である。 授業は、緊張感の中、校長先生と生徒の遣り取りの中で進められ、“大国”中国を担う若い世代のエネルギーを見せ付けられた思いであった。


バイオガス授業風景
子供が描いたバイオガスに関する絵


b.安寧市/草鋪鎮にあるバイオガスモデル村を訪問した。 この村では、324家庭中181家庭にバイオガス設備が設置され、順調に稼動しているとのこと。村の道を歩くと、ところどころの壁にバイオガスについての説明、効果、注意事項等が絵入りで分かり易く説明されており、地方政府の地道な啓蒙活動の様子が窺われた。


村の通りを歩くと、通りに面した壁にバイオガスを啓蒙する壁画が描かれている。


c.NGO YENは、雲南省におけるバイオガス普及の中心的な活動組織のようであり、麗江市に小学生、青年、地域住民を対象としたバイオガス教育施設を持ち運営している。
  この普及活動には、昆明師範大学を始め9つの大学の学生がボランティア組織を作り、積極的に村々にまで入り、住民との信頼関係を築きながら地道な普及活動をしているとのこと。

(4)バイオガス設備訪問
我々のバイオガス施設訪問は、デチェン・チベット族自治州/シャングリラ県(3200m)、麗江市(2400m)、昆明市に所属する県級市である安寧市(2000m)および嵩明(ソンミン)県(2100m)であった。 したがって、亜寒帯から温帯にかけてバイオガス設備を訪問したことになる。この間の標高差は1200mに及ぶ。 
気温に関しては、訪問したいずれの場所も昼と夜の気温差が非常に激しいように感じた。標高が高く、緯度も25°から27°とおよそ沖縄と近いためか、真昼の直射日光は皮膚に刺すようである。 逆に夜は、0℃近辺まで下がるようである。
なお、表1に、地勢・気候条件とバイオガス設備使用状況を纏めた。




場所標高   m平均気温 ℃バイオガス設置/稼動状況
月平均  月最低月最高
香格里拉県32002~16-1~146.0~19対象農家2000戸中、200戸に設置。しかし、成功しているのは2,3戸(成功率1%)
麗江市24006.0~17.9-0.3~14.613.6~23.1①設置しても、5割から8割の設備は使用されていない。また、発酵槽のシール性が悪く、ガスが漏れるケースもあるが、修理体制が追いついていない。ただ、うまくいっている場所もあり、水が綺麗になり、木も増えた村もあるという。
②地下水が出るような場所では、発酵しない。
③海抜の高いところと低いところで性能の差が大きい。
安寧市20008.4~19.92.0~16.815.1~23.9①ある対象地区3900軒中、太陽温水器設置は2800軒。バイオガス設置は1500軒で、その内60~70軒で稼動していないとのこと。これらの設備は1980年代の古いもので、豚糞等が入れにくいようなものだとのこと。安寧市では成功しているといえよう。
②バイオガスの管轄部局は農業局であるのが通常らしいが、安寧市は科学技術局が管轄部局とのこと。この点、バイオガス設備の改良、保守等に技術的なアプローチをしているようで、これが成功している大きな要因と思われた。
嵩明県/ イーチョン村
〔下記写真参照〕
2100①ここは苗(ミャオ)族が住む土地とのこと。21万km2で、農家540軒。村民は2040人とのこと。土地は赤く、明らかにラテライト層であることを示している。また、この村は政府によりバイオガスモデル村として指定されているとのこと。
②この村では、70軒でバイオガス設備が設置されており、全て機能しているとのこと。中には、コンクリート式と、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製のもの2基を併用している家族もあり、炊事利用、液肥による収量増の現状を目の当たりにすることができた。痩せているラテライト層の農地を持つこの村にとっては大きな意義があるであろう。

(注) 安寧市は、省都、昆明市に所属する県級市,嵩明県も同じく昆明市に所属する県なので、気温は、昆明のものを用いた。

2009年1月25日日曜日

東ティモールの人々のために 東ティモールの人々とともに ~第2回「希望の島・東ティモール-有機農業と私たちの未来―」報告~

 10月12日(日)第2回「希望の島・東ティモール-有機農業と私たちの未来-」が西新宿のハーモニックホールで約80名の参加の下開催されました。広田奈津子さんのコーディデートで始まり、最初に挨拶に立った高橋道郎・東ティモール日本文化センター(TNCC)代表は、言語・文化、子どもたちへの教育、有機農業の重要さ、そしてかつて日本軍が侵略したことを忘れず、支援していきたい旨を話されました。在日東ティモール大使ドミンゴス・アルベスさんと書記官のジュリオ・フレイタスさんが連帯の挨拶をされ、今回来日された東ティモ-ルのジョアンさんとアフォンソさんから、岡崎トミ子、ツルネン・マルテイの2人の国会議員に東ティモールの伝統的織物のタイスがプレゼントされました。

 Part 1「東ティモールの子どもたち」では、イリオマール図書館設立(2004年6月)に尽力された京都の中口尚子さん詳細はHPを参照下さい)と、ラガの孤児院との絵画交流をされた山口県宇部市の川原妙子さんからパワーポイントやDVDを交えて紹介されました。ラガの孤児院へ2003年に初めて訪問、さらに2008年2度目の訪問は娘さんの奏子さんと訪問され、その様子がDVDにまとめられています。

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 Part 2「有機農業と私たちの未来」では、ツルネン・マルテイさん(有機農業推進議員連盟事務局長)が、日本では有機農業の割合はまだ1%だが、今後10年で50%にしたい、そして今がそのいい機会であることを強調されました。仁井明さんから去る7月の現地訪問の報告を踏まえ、バイオガスは東ティモールではすでにかなり進められていること、中国式とベトナム式の違いなどをパワーポイントを使って詳しく説明されました(詳細はHPを参照下さい)。その後、今回ジョアンさん&アフォンソさんの来日に際し、広島、宇部、あ~す農場での様子を紹介した完成したばかりのDVDが上映されました、広島では原爆で20万人の命が奪われましたが、東ティモールでも24年の間に20万人の人々が殺されました。2008年6月に立ち上げたばかりの宇部東ティモールの会による8月24日のイベントの様子とあ~す農場でのバイオガス設置の様子などが含まれています。1枚2000円です。申し込みは川原妙子さんまで(momo530@trad.ocn.ne.jp
ジョンさん、アフォンソさんと、あ~す農場(兵庫県朝来市和田山)の大森れいさん&あいさんが、ツルネン・マルテイさん、仁井明さんらと一同に壇上へ、広田奈津子さんのコーディネートで有機農業の重要性を中心に活発な議論が繰り広げられました。なお、広田さんもテトゥン語が堪能ですが、急遽テトゥン語の通訳に4月から東ティモール大使館に勤められている徳恵利子さん(カトリックの関係で東ティモールに2002年から2007年まで滞在)にお願いしました。東ティモールの2人は、約1ケ月あ~す農場で、その後約1ケ月を霜里農場(埼玉県小川町、金子美(よし)登(のり)さんが1971年に始められる)で研修を受けられましたが、24年間の闘いから独立を遂げたこと、その連帯に感謝するとともに、日本は高層ビルが建ち先進工業国だが、農業はみなさんと協力しながら、機械ではなく自分たちのやり方で進めていきたいと。れいさん&あいさんから野菜は虫に食べられるがそれは自然との共生であることが実体験をもって語られました。ツルネン・マルテイさんも、キャベツの外の葉は青虫が好み、人間は中の葉を好むなどの例え話を紹介しながら「有機的生き方」の必要性を訴えられました。最後に有機農業のプロジェクトのリーダーでもあるアファス認証センターの渡邊義明さんからまとめとして話されました。

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Part3の環音ライブでは、小向定さんの伴奏で、川原奏子さんがラガの孤児院で歌われた「涙そうそう」を心を込めて歌われ、他にフィリピンの歌や、アフリカの楽器カリンバの演奏もありました。最後に恒例(といっても2回目ですが)の東ティモールの歌テベテベ(テベは足という意味で収穫の時、喜びを持ってみんなで足を踏みながら歌う)を東ティモールの独立記念コンサートにも参加された小向定さんのリードで参加者みんなで輪になって歌いました。

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その後、西新宿の居酒屋で、交流会をし、35名ほどの皆さんが参加されました。翌日、ジョアンさんとアフォンソさんは、帰国の途につかれました。参加いただいた皆さん、賛同いただいた皆さんに心から感謝します。
尚、反省と今後の取り組みに関してのミーティングを12月23日(火=祝)pm2-5御徒町で行います、どなたでもご参加下さい。問い合わせは、代表の高橋道郎michio-t@mtg.biglobe.ne.jpまたは、東京事務局の吉岡志朗tncc@tkk.att.ne.jpまで。

PS 東ティモールの伝統的織物タイスを販売しています。5千円から1万円までいろいろあります。問い合わせは仁井明さんまで。nii-akira.kishirou@earth.email.ne.jp

TNCC-JAPAN第42次現地支援訪問

TNCC-JAPAN理事長髙橋道郎は、タウル・マタン・ルアク大統領と8月9日(日)には私邸で、8月21日(金)にはTNCCタイベシ事務所で、2回会見した。写真は8月21日第6回TNCC全国農業会議に出席された時の会見である。 (8月21日午前9時50分TNCCデイリタイベシ事務...