2010年2月19日金曜日

マクア語「最後の話し手」、フェリシダーデ・コレイア女史に会う。



■高橋道郎・東ティモール訪問日録 【3】

【1月14日(木)】
 AFMETを表敬訪問。言語出版プロジェクトのパンフ5冊寄贈。ファタルク語―英語の語彙集を含む。ロスパロスにあるVEKOMのGFRPバイオガスプロジェクト視察。TNCCマクア語プロジェクトのコーディネーターであるアルビーノ・シルバさんと会見。 消え行く原住民言語マクア語プロジェクト。消えつつある言語マクア語の最後の話し手三老人の一人アルフレド・ドス・サントスさんが2009年8月死去。90歳男性。第二次大戦中日本占領軍の見張りとして働き未だに賃金が未払い。残る二人の老婆のうち一人は病気入院中。ただお一人ご健康な1922年生まれ、88歳のフェリシダーデ・コレイアさんのご自宅をツツアラに訪問し会見。2人の息子・20人の孫・21人の曾孫を持つ。ラウテム県メハラの聖母訪問会の共同体を初めて訪問。日本人シスターと会見し、TNCC言語プロジェクトなどについて話し合う。その後、TNCCマクア語プロジェクト・ディレクターアルビーノさんと東ティモール最東端の島ジャコ島の見える海岸まで足を伸ばした。今回初めて東ティモール島最東端を訪問。どこまでも透明な青く澄んだ海の光景に感動。


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●写真12: ラウテム県ロスパロスにある現地NGO(VE-COM)の設置したGFRP発酵槽を使用したバイオガスシステム(展示用)。
●写真13: ロスパロスの農家に設置されたGFRP発酵槽のバイオガスシステム。
●写真14: マクア語「最後の話し手」二人の中の一人、フェリシダーデ・コレイア女史(1922年生・88歳)の自宅を訪問し会見。
●写真15: ラウテム県メハラの聖母訪問会の共同体を初めて訪問。(撮影:エウゼビオ〔Eusebio〕TNCC副代表)
●写真16: 今回始めて訪問した東ティモール民主共和国ラウテム県際東端。海の透明さに感動。
●写真17: ジャコ島を背景にTNCCマクア語プロジェクトディレクター・アルビーノさんと。(撮影:エウゼビオ〔Eusebio〕TNCC副代表)

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