1999年8月30日の住民投票のあと民兵(ミリシア)によって、学校を含め、多くの建物が破壊されました。 机や椅子もない状況の中で、床にすわり、勉強を続けている子どもたちもいます。サッカーはとても人気があるのですが、学校にはサッカーボールもありません。
東ティモールには、800あまりの学校があり、約25万人の子どもたちが学んでいます。かつてポルトガル・インドネシアの支配下で、テトゥン語教育は禁止されていました。インドネシア語の教科書は100万冊、ポルトガル語の教科書は10万冊配布されていますが、テトゥン語の教科書は全くと言っていいほどありません。とりわけ、国語(テトゥン語、民話)や、社会(東ティモールの地理、歴史、政治・経済)の教科書を、現場の教師達と子どもたちは切実に求めています。

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