■高橋道郎・東ティモール訪問日録 【11】
【1月24日(日)】
午前、TNCC奨学生(大学生2名・高校生1名)とTNCCタイベシ事務所で会い、報告を受け6か月分の奨学金を交付。午後、東ティモール政府のアベリーノ・コエーリョエネルギー庁長官と政府の事務所で会見。TNCCのバイオガスに関する提案を行い、長官からワトラリの具体化に対しTNCCと協力して東ティモール政府も具体的に支援したいと表明される。
【1月25日(月)】
ディリから豪州ダーウィンへ出国。空港でエウゼビオ・ゴヴェイア副代表、ジョアナ・アマラル・ディレクターと打合せ。今回会えなかったTNCC言語プロジェクト(トコデデ語グループ、テトゥン・テリク語グループ)との連絡を依頼。2010年7月29日(木)から8月12日(木)のTNCC第32次訪問の日程打合せ。7月31日(土)~8月1日(日)TNCC農業プロジェクト会議。ディリ8月7日(土)~8月8日(日)TNCC東ティモール言語会議。ディリ 8月10日(火)TNCC BIBLIOTEKA ILIOMAR 図書館会議。デイリ。
1月25日~27日(月~水)ダーウィンにて元DTS(ダーウィンテトゥン語学校)の東ティモール人などと会い、言語会議へのリスボン在住のアルミンド・ティルマンさん(テトゥン・テリク語の権威。東ティモール人。テトゥン・テリク語文法書著者)の出席要請などを行なった。また今ダーウィンに来ているバウカウの農業グループKOKODESのメンバーのロレンソ・バティスタさんから出身地のバウカウ県ラガ郡アサヌノ村の無教育の状態を訴えられ、次回の訪問時に現地調査の上、村に小学校を建設する可能性を追求してほしいという悲痛な訴えに接した。
●写真32:
東ティモール政府国務相エネルギー担当アベリーノ・コエーリョさんとGFRP製バイオガス設備を設置するプロジェクトについて会見。TAUPに設置するパイロット・ケースに東ティモール政府が技術援助を予算措置を取って支援する確約を得る。(撮影:エウゼビオ〔Eusebio〕TNCC副代表)
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1月28日(木)に帰国し、29日(金)から教育財団の職場に復帰しました。
この31次訪問に温かいご協力を賜った先輩・友人の皆様に心から感謝し帰国後、最初のご報告とさせていただきます。
仙台にて 高橋道郎